はじめに
心拍数が少なくなる「徐脈」があり、失神、息切れ・むくみなどの心不全症状、日常生活に制限がある場合、ペースメーカー治療の対象になります。多くの病院では1週間以上の入院が必要となりますが、須賀医院本院では日帰りや1泊でペースメーカー手術を行っています。これまでに全国の基幹病院で約1500件のペースメーカー手術を行ってきた経験豊富な不整脈専門医が手術を担当します。
ペースメーカー治療の対象となる疾患
- 洞不全症候群
- 房室ブロック
- 徐脈性心房細動
はじめてペースメーカー手術を受ける場合(1泊)
ペースメーカー本体を胸の筋肉の表面や裏側に入れ、心臓に刺激を送るリードは静脈を通じて心房と心室に固定します。手術の時間は60分前後です。リードが安定するまで24時間かかるため、はじめてペースメーカー手術を受ける方は1泊の滞在が必要になります。静脈麻酔と局所麻酔を使うため、痛みや苦痛は最小限に抑えることが出来ます。
ペースメーカー交換を受ける場合(日帰り)
現在使用しているペースメーカーに電池消耗が起こった方が対象になります。古いペースメーカー本体を取り出し、新しいペースメーカーを入れます。手術の時間は最短30分程度です。手術後6時間で帰宅が可能です。ペースメーカーの上の皮膚が薄くなっている場合は、元々の場所ではなく胸の筋肉の裏側に入れ直しを行います。静脈麻酔と局所麻酔を使うため、痛みや苦痛は最小限に抑えることが出来ます。現在使用しているリードが傷んでいて新しいリードを追加する場合、はじめてのペースメーカー手術と同じ1泊の滞在になります。